住居の確保と時間が必要

こちらの写真は10日に撮影。11日に送られてきたものです。

その後12日に大きな余震があり、安否確認等で時間がかかりアップが遅れました。
皆さん無事だったようです。

ちょっと問題がでてきました。
12日の余震後に工場にくる人が更に少なくなったそうです。

ネパールの帽子工場、オフィスのある場所と作業場は地震の被害はなく、
まだ建物も新しく1棟は地震に備えて更に強く作っていたので安心できる場所。

幸いにも場所がよかったのか工場は無傷で残り、周辺の被害もなかった地区でした。
もしかしたら他の場所より安心に働ける建物ではないかと私は思っています。

でも12日の大きな余震の後は、建物の中に入りたくない人が更に増えてしまった。
工場としても従業員の雇用を維持するためには仕事をこなさなければならず、
現在も従業員の生活の支援もつづけていてる。

彼女たちが働きたいと思ったとき働く場所を守らなければならない。
それまで時間がかかりそうです。
工場が絶対倒壊しないと彼女たちが思えるまで、不安が消える様に安全性を説明しなくてはならないし、説得しなければならない。

現在は少人数で仕事をこなしているそうです。

作業場(工場)はヒビも入っおらずシッカリした建物です。
2度の大きな余震にも耐え安全が確認された状態でお願いしています

A-rueの手編みの帽子は家でもテントの中でも仕事はできるが、

従業員の年間サラリーを安定して維持できるのが大口の顧客。
大きな顧客はフェルト製品のオーダーが多く、フェルト状にする作業だけは建物内でなければ出来ないのです。

クリスマス向けの商品が多いので今なんとかしないとならないのですが、
住居の他にも精神的なケアーも必要になってきた様に感じています。

今は怖いかもしれないけど、すぐに彼女たちは仕事が必要になる。
彼女たちも気づく、
その時までなんとかお客さんが離れない様に工場を守らなければならない。
エベレストファッションの挑戦は続いています。

これから観光ビジネスに関わっていた旦那さんの家は大変です。
奥さんや娘のパート代が生活費になるだろうし、同時に家を探さなければならない。

どちらにしても、ビニールシートテントから、簡易テントへ、そこから仮設住宅へ、そしてアパートへという順番が現実的だとおもう。

マヘソ(社長)さんも、休みなく駆けまわっていて心配しております。
ビニールシートの次はテントを確保しなければならない。
すこし安心して休めるスペースを確保したいと思っています。

現在ネパールに入ってきていると言われているテントが市場になく、
どこにいったら入手できるのか?

ビニールシートの耐久性も低いと思われ、今後小さくても家族ごとにキャンプ用くらいのテントをなんとかできないものかと考えております。

みなさまからの義援金は8月に届けます。
それまでに状況は多少変わるとおもいますので、
ブログを更新しながら支援品を決めたいと思います。

まだまだ資金が必要です。被災状況の写真を送るようにお願いするのも気が引けます。
きっと撮影する人も、撮影される人も、気持ちがよいものではない。
でも支援金があつまるならと現地の人たちも支援中に撮影をつづけています。

この写真の記録もブログも、いつか彼らの役に立つかもしれない。

どうぞみなさまネパールの皆さんを長く支えていただければと思います。

また連絡が入りしだい更新いたします。