工場に人が少しづつ戻ってきました

2014年9月の写真です 帽子工場のみなさん
2014年9月の写真です エベレストファッション帽子工場の女性達

写真は昨年2014年の帽子工場の女性達の写真です。
私は4年前からネパール滞在時には工場の隣の建物か工場の1室に寝泊まりしているので、日中は工場で過ごす時間がほとんどでした。
毎年工場に顔を出すと『いつきた〜?』『今日だよ〜さっき飛行機見えたでしょ』って会話から始まります。

5月12日の大きな余震で工場に来る人が減ってしまった工場。
地震慣れしていないネパールの人たちは、先日の大きな余震でかなり心のダメージを受けたようです。恐怖感がましたようでした。

でも、やっと気持ちの整理がついたのか半分くらいのレギュラー従業員が戻ってきたそうです。この人数で仕事を再開しているので工場は大忙し。

状況を知っている大口顧客もオーダー数を減らしているようですが、
それでもフェルト製品は製作時間がかかるので大変そう。

ニットは編める状態の人が半分くらいですが、今からはじめれば私がいく8月にはなんとかなりそう。できそう?と問い合わせたところ、図面送って〜!という返事がきました。

カトマンズ、パタン、バクタプルで家が被災したスタッフは、まだ避難所がないのでテントや自作のシェルター、親戚の家で過ごしているようです。

近隣の村の出身者は村に戻ったままで戻ってこないと言ってました。

今回の地震では建物被害が大きく、無事な建物に住んでいる人も多いのですが隣の建物傾いて無傷のビルによりかかり崩れそうな物件も多くなっているそうです。
余震がある度に隣のビルが崩れそうで不安だという人もいました。


とにかく半分くらいの人達に働く気力が戻ったのは良かったな〜って思いました。
残り半分の従業員、おもに家をなくした従業員のケアーもしながら被災した人たちが復帰できるように残ったメンバーで支え合っているそうです。

以前服を一緒に作っていた人に電話したところ、まだ路上暮らしで実家が震源地に近かったので、村にもカトマンズにも家がなく、これからどうするのか考えているようです。

政府からの援助はいままでにあったか?と聞きましたが、地方のダメージの多い村の人達には多少あったようですが、カトマンズのホームレス状態の人達には未だ何もないそうです。

こんな状態でも現地のボランティアや個人支援者もいるようで、家をなくした人たちも食事はできているし、店が開きはじめたので買物も少しできるようになったそうです。

一番問題なのは、やっぱり住居。その次に仕事
テントを張るにも数年暮らせるテントや仮設住宅をはる場所が必要なるだろうし、復興には時間がかかりそうです。
家がない状態では今後の身の振り方を決断できないのが理解できます。

カトマンズやパタンの狭い地域の中に被災地区がピンポイントであって、被災しなかった場所は通常どうりに機能しているようですし、被災した地域は壊れたまま。。。。


元の生活に戻りつつあるのは、やはり家やアパートが残っている人達からです

工場の社長も忙しそうなので、いまは仕事に集中させてあげたいと思います。
来週あたりに再度連絡をとってみます。

ネパールおしごと再生ワッペンを売りはじめて数日。
ネパールのニュースもすくなくなりオーダーが減ってきましたが、
まだまだ義援金が必要なので、私物のワッペンがなくなるまで続けます。

刺繍の可愛いワッペンです。お買い得です
皆様からのオーダーお待ちしています。
切手代を除く全額を工場の被災者のために使います。

ワッペン募金寄付内容
1個350円注文(税込378円)  マイナス切手代=残りの296円を工場に寄付

2個700円注文(税込756円)  マイナス切手代=残りの647円を工場に寄付。

5個1750円注文(税込1890円) マイナス切手代=残りの1808円を工場に寄付
彼女達の笑顔が8月に戻っていたらいいな〜