地震から1ヶ月

2014年9月の様子(バクタプルの打ち合わせ場所
2014年9月の様子(バクタプルの打ち合わせ場所

写真は2014年9月にバクタプルという古都で撮影した写真です。
パタン工場には通って仕事をする人もいますが、その他に別の町や村にメンバーが点在していて、各村のリーダーが仕切ってグループごとに作業を進める事も多いでのです。

工場に通う人もいれば、工場から村のリーダーやグループの家や事務所を訪れる作業も多いのです。これは帽子工場の人と各エリアのリーダー事務所を回っていた時の風景です。

今回は被害が大きかった村や旧市街に住んでいたスタッフが非常に多かったため、
従業員の多くが住居を失ってしまいました。

ネパール大地震から1ヶ月が経ちましたので、
帽子工場のマヘソさんからのメッセージを記載します

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世界中から皆様や取引先や友人達が被災したスタッフの為に呼びかけてくださり
現在多くの寄付金が集まっています。
これは今の私たちにとって非常に大きな支援と力になっています。
被災した従業員に変わってお礼申し上げます。ありがとうございます。

今までに55000ドルの支援金が集まっています。
これらのお金はすべて住居を失った従業員達の住居支援と生活支援に使う予定です。

どのように集まった寄付をつかうのか?

被災状況によって支援内容が変わってきます。
住居に関してのスタッフの家の被害状況は5項目に分かれています。

1:完全に家が倒壊している状態
2:建物は残っているがヒビが入っていて今後住む事ができない状態
3:建物にヒビは入っているが住める状態
4:賃貸アパートに住んでいたが住居を失ってしまっている状態

5:村のスタッフについては家が完全に倒壊している状態


彼らのために、どのような住宅支援できるか考えています。
現在建築資材も高騰しています。

まだ住める家が残っているスタッフへは補修の費用。
屋外テントにいるスタッフのアパート探しと支援。
村に住んでいるスタッフの支援。
家の被災状況によって配分する金額が変わってきます。

これから一つ一つ、これらの問題を解決していかなければなりません。


工場運営と被災した従業員の住宅確保、ケアー等、
現在限られたスタッフですすめています。

なかなか毎日のお知らせをする事ができず申し訳けありせん。
時間がかかる作業となっています。
引き続き皆様のご支援いただけると助かります。


私たちのスタッフのために、多くの人々が支援金集めをしてくださった。
皆様の大きな支援に私たちは本当に感謝しております。

村の状況やスタッフの状況、皆様気になっていると思います
支援方法や進行状況については追ってお知らせします。

少しお時間をください。

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A-rueとエコロジーオンラインで集めている『ネパールおしごと再生募金』

は2015年8月中旬に現地に直接届けます

その前にネパールからリクエストがあれば、
日本で買った方が良いものは日本で購入
現地で購入できるものはネパールで購入
住宅支援に使う場合は追加費用として使用

2ヶ月でどのくらい被災した人達の生活環境が変わるのか今はわかりませんので、
8月上旬にネパール工場の人達と相談して決定します。

6月から雨季に入りますが、9月には再び乾季に戻ります。
倒壊した建物の粉塵が今まで以上にひどくなると予想されます。
大量のマスクも必要なると思っています。

現地で布マスクは売っていますが、
日本の使い捨てマスクはネパールでは1枚100円くらいするそうです。
昨年は使い捨てマスクも洗いながら使用しているという方もいらっしゃいました。
健康管理も大切なので、こちらからアイデアがあれば相談したいと思います。

ネパールから連絡が入りましたら再度ブログもアップします。


ネパールおしごとワッペン募金も継続しています。
送料無料ですので皆様ご購入頂けると切手代以外は全て支援金とします